自分のキャパシティについて、もっと意識しようと思った出来事。

人間、キャパシティの限界を超えると、本当に記憶が一部飛んだり、驚くようなうっかりをやらかすもんだなぁと思った事件について、書いてみようと思います。

それは2010年に再上京して、新しい生活に馴染もうとしていた頃のことでした。私は、引越しに転入などの手続き、転職活動に、日々の生活のための派遣の仕事で忙しくしていました。

常に仕事の募集を探して応募し、それらの予定を組み合わせ、毎日ジャグリングのように行うのも疲れましたし、都度違う現場に出勤し、新しい職務内容で臨むのは、なかなか精神的に削られ。場当たり的で、積み上げがない日々は、忙しいだけで空虚だったなぁ、と今思い出して思います。

早く落ちつきたいなぁ、という焦りもあって、日々フラストレーションが溜まっていました。病院ジプシーの記事でも書きましたが、うつ病の継続治療において、医療不信で転院などもあって、疲弊もしていました。

そんな時、先日書いた自立支援の更新の時期がやってきて。あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、と脳内の領域が、どんどん狭まっていく感覚がありました。

その日も、気持ち的に非常に焦っていて、今日は、これとこれをこなさなければ…、と異常に時間に追われていました。自立支援の更新手続きをする前に、同じく更新が迫っていた、運転免許証の更新手続きを済ませてしまおう、と警察署に足を運んでいました。

警察署の場所を探したりもあって疲れきっていて、半ば朦朧とした頭で、提出書類をカウンター上の受付箱に入れて、順番を待ちました。まだかなぁ、と少しそわそわし始めた頃、呼び出しが。やっと終わったか、と思ったら。窓口の担当者が、私の書類を手に怪訝そうな顔をして質問を始めました。

その書類が目に入った瞬間、しまった…と体の動きが止まりました。なんと、自立支援の更新申請書を、一緒に出してしまっていたんです…。

その女性担当者は、少し気まずそうに「現在、精神科にかかられているんですか?」と聞いてきました。その瞬間、ここで切り抜けられないと、免許更新が一気に厄介になる、と気づいて、しどろもどろになる私。

「今、抗うつ薬などのお薬を飲まれているということですよね?」と突っ込まれ。「あの、いえそうなんですけど、更新させてもらえないと困るんです…!!」と、パニックになって、駄々をこねました。

…が、当然通らず。結局、運転可否につき医師の診断書をもらったうえで、再度手続きをするように、と返されてしまいました。心身共に疲れ切っていた私は、その場に座り込みそうになりました。

落ち着いて考えれば、自分がその担当者でも同じことをしたんですが、その時は気持ちが乱れて、暫く収まりませんでした。自分が何を手に持っていたかも覚えていないほど疲れて、よりにもよって、免許の更新手続き時にそんな書類を出して、自分で仕事を増やしたのが、腹立たしくて仕方ありませんでした。

この件は、手続きが二度手間になっただけで、大したことではないんですが。脳内を心配事で大幅に占拠されている状態は、本当に危ういな、と思います。

運転をしていれば、事故を起こす確率が劇的に上がりますし、工場などでの危険作業では、大けがに発展することも、間違いなく多くなるはず。

自分のキャパシティの大きさや、一つ一つの出来事でそれが埋まるスピード、現時点での占拠され具合などを、よくよく注意して、余裕を持って生活しなければ…と強く思いました。