HSPは甘えと言われますね…。傷つく機会を無駄に増やさないための伝え方について。

久しぶりにHSP関係の記事を書いてみようかと思います(^-^)

大切な人から理解や協力を得られたら、きっとすごく大きな助けになる…!と信じて、思い切ってHSPについて近しい人に打ち明けたところ、そんなの甘えだ、とバッサリ否定され撃沈、なんて話をよく耳にしますが。

どうして自分はこんなにすぐに疲れてしまうんだろう、小さなことに傷つき引きずって、病んでしまうんだろう、自分は社会不適合者なんだろうか…なんて考えに翻弄され、孤独感が募り迷った末に、この人には分かって欲しい!と、勇気を出して一歩踏み出したその本人の気持ち、また、その期待が大きく裏切られた時の絶望を思うと、同じタイプの人間として、胸が潰れるような気持ちになります。

以前は私も、こういう話を聞いた時、今よりもカーッとなって、もっと怒りを感じていたと思うのですが、自分を振り返って考えてみると、でもなぁ、確かに、自分には経験がなく、困っていない状態で、そういう状況にいる人の気持ちを、一歩踏み込んで慮ることって、なかなかできないことなのかも、と改めて思っています。

例えば学生時代、同じクラスに障害のあるクラスメイトがいたけれど、私は、障害があるんだなぁ、としか思わず、どんな不便があるのか?一緒に授業を受けられないってどういう気持ちなんだろうか?彼女を送り出すお母さんは、どんな思いを抱えているんだろうか、なんて考えたこともなかったな、と思います。

もちろん、こういったことを日々突き詰めて考えていたら潰れてしまうでしょうけれど、身近な出来事への視点が変われば、きっと遠くの国で起こっている問題まで、全く見え方が変わってくるんだろうな、と感じます。

話をHSPのカミングアウトに戻しますが、HSPという専門用語を使うことで、受け手の拒否反応を煽ってしまうのかもしれない、と最近感じるようになりました。

私も、HSPという用語に対して否定的な反応をされ酷く傷ついたことがあり、以降は、かなり慎重に口にするようになりました。

よほど大丈夫な相手だと思わない限り、HSPという用語は使わないようになりました。代わりに、

①自分は体が余り強くなく、敏感な方で、人が多いとすぐ疲れ切ってしまうんです。

とか、

②小さなことが気になる方で、悩んで体調を崩しがちです。

とか

③新しい環境に馴染むのに、すごく時間がかかります。転職時などは、休日はとにかく休まないと持たないので、飲みに行くとか出歩けるようになるまで、数か月かかります。

などと説明しています。すると、へぇー、そうなんだ、とすんなり受け入れられることが多いですし、えっ、大変だね、と同情されることさえあります。

誰でも、そういう人を一度や二度は見かけたことがあると思うので、あーそう言えば、同じクラスのあの子も、そういう感じだったな、と思うのかもしれません。当時はHSPという言葉がなかったこともあって、結びつけやすいのでは、と思ったりします。

人間やっぱり、未知のものを受け入れるのって、アレルギーが出がちなのかもな、と。

結局内容は同じなんですけど、HSPという概念を理解して受け入れてもらうことが目的でなく、敏感で影響を受けやすい、これが原因で体調を崩しやすい、好調維持に苦労が伴う、ってことが伝われば良いんだもんね、と思います。

自分に、多少なりとも思い当たるところがあれば共感してもらえますし、相手のコメントや反応を見て、この人は大丈夫そうだと思えば、その人にはもう少し突っ込んだ話をすれば良いのかなと。皆に理解されようとせず、分かってくれる人だけで良い、と割り切ることも大事かな、と思います。

取っつきにくい新しい用語を前面に出すよりも、どういう状況で、どんな反応が出るのか、を具体的に伝えると、相手が想像し受け入れやすいのではと思います。

また、辛い、苦しい、情報量に圧倒される、といった、感覚的な痛みは伝わりにくいと感じています。前述の表現の他に、

①常に緊張していて、全身の凝りが酷く、カイロと睡眠薬が欠かせない。酷くなると頭痛がするので、マッサージも月に2回は必ず行く。

とか、

②音の刺激で気分が悪くなるので、常にヘッドフォンをつけないと生活できない。

といったように、身体的にどういう不調が出るか、を伝えた方が、響きやすいような気がします。甘えだと言われるのは、単に気持ちの問題で、病気ではない=身体的に問題はなく、生活にも支障はないはず、と受け止められているからだと思うので。

脳内が忙しくて耐えられない、といった表現も、自分としてはこれ以上上手く伝えようがないと感じるほど正確ですが、どうも伝わりにくく。

相手が同じような特徴を持つHSPの方だと、分かり過ぎるー!となりますが、これで困っていない人には、全てを指揮する脳がこの状態であることのインパクトが、全然伝わらないんです。

脳が常に高速でスピンしていて、オーバーヒートで煙が出ているような状態です、と笑って伝えることがあるんですが、これだと、“何かよく分からんけど、すごく大変そう”という深刻度は伝わる印象で、具体的な表現や語彙を用いる効果を実感します。

ただ、両親や友人、パートナーなど、近しい人に理解してもらえるか、はさらにハードルが高く、もっと気楽に考えるように性格を変えなさい、とか、弱さを克服するべき、なんて反応もありがちな気がします。

もちろん工夫は大切ですが、 人それぞれ特性があり、自分らしく生きたいという欲求は誰もが持つもので。それを否定されるのは、非常に辛いことです。

私のパートナーは、自分にはそういう特性がないのにも関わらず、受け入れてくれているので、本当にありがたく思っています。

自分にHSPの部分がなかったら、この記事で書いたような感動は得られなかったと思いますし、これは私の一部なので、これからも腐らず地道に理解してくれる人を探して、深くお付き合いしていきたいと思っています。