繊細さんの人付き合いの悩み。非繊細さんの強みについての気づき。

最近、30代のある友人から、軽く相談されたことで思ったことがあるので、書いてみようかと。

最近、その友人は、夫と一緒に移住をしたんですが、素直で天真爛漫で、人付き合いが上手く柔軟な印象で。

新しい暮らしやその土地の習慣、人間関係にも、問題なくすぐに馴染むんだろうなぁ、と思っていました。

それが、やはり壁にぶつかっている様子だったので、どういうことに困っているのか聞いてみたところ。

周りの人達が、早く土地に馴染めるよう、いろいろ誘ってくれるため、奥さん同士の食事会に何度か参加したものの、知らない人の名前がたくさん出てきて、その人達の話で盛り上がってしまうので、1人ポツンと取り残される、と悩んでいました。

聞いていた私は、あるあるだな、と感じたんですが、驚いたのは、彼女はそういう経験が今までなく、自分がその場にいる意味を感じない、と残念そうで。

また、誘う割にこちらの気持ちへの配慮がないのは、どういう心境なのか…?輪に入れる気がないのか…?と、困惑していました。

私は、小学校時代、地区内で同学年に女子がおらず、とても不安な思いをしました。さらに、1つ上の学年、1つ下の学年は女子が多く、賑やかで、とても羨ましく思いながら過ごしました。

6年生になった時は、5年生の女子グループの力に押され、特にリーダー格の子には、軽く扱われて悩みました。年上の学年の子と仲良くしようとしましたが上手くいかず、どうも疎まれて、1人で泣きながら帰ることがよくありました。

そもそも団体行動があまり得意ではなかったのだと思いますが、学生時代はとにかく、同性のグループ付き合いが上手くいきませんでした。

そういう鬱憤が溜まっていたのか、今思うと、何故そんなことをしたのか?と思う意地悪を、逆に自分が人にしたこともありました。

そんなこんなで、学生時代は特に黒歴史なんですが、それを通り過ぎたからこそ、思うようになったことがあるなぁ、と感じます。

①繊細さについて

私は本当に傷つきやすく、それが辛くて辛くて仕方なかったので、被害者意識がかなり育ってしまったなぁ、と思っています。

自分が繊細で、細かいことに気づきやすいがために、私が1人困っているのに、どうして気づかないの?私が傷ついているのに、こんなに鈍感なんて、どうかしている!と、相手を非難する気持ちが強くなっていきました。

その頃は、人それぞれの違いについて深く掘り下げて、考えるという機会もなく、自分の辛さの原因が何であるか、もサッパリ分からず、羨ましさの裏返しだったんだろうなぁ、と思います。

大人になりいろんな人と出会い、心理関係の本を読んだり、セミナーなどでも勉強するうちに、そういう、“非繊細さん”の持つ長所にも気づくようになり、だいぶん考え方が変わってきました。

メンタル面の強さは、機嫌や体調にも大きく関わってくるので、仕事などでも勤怠が安定しやすい。強いストレス環境下でも、いつでも明るくいられる、人の感情にエネルギーをあまり割かず、不安になったり、気にして消耗しにくいので、自分の思う方向に動きを進めやすく、体力含めエネルギーも残せやすい。

そんなふうに考えるんだ…!?と、目から鱗な考え方を教えてもらい、楽になったこともありますし、深く考えないで!何とかなる!という、この明るさに救われたことも、たくさんあったなぁ、と思います。

傷つきやすいからこそ、些細なことだけれど、相手が感動するほど喜ばせることができる、という強みは、繊細さんならではだと思うので、その点はどんどん生かしつつ、気持ち良く共存できる方法や、付き合い方を探っていきたいな、と思っています。

とは言え、これも相性に含まれると思うので、余りにも自分が嫌な思いをし負担が大きい、と思う場合は、距離を取るとか連絡の頻度を調整するなどして、自分の気持ちに素直に、自分の栄養となる相手、自分が喜んで尽くしたいと思う相手を選んで、付き合っていきたいな、と思っています。

②環境の運

この友人は、これまでの人生での付き合いでは、細かく気を配る友人ばかりで、かつ相性も良い友達ばかりだったんだろうな、と思いました。

失敗続きで、学生時代の友人も殆ど残っていない私は、羨ましくも思いますが、大人になって付き合いが広がって楽になった経緯を考えると、あぁ、幼少~学生時代は、その時の世界が全てだと感じがちだけれど、どういうコミュニティに当たるか、は運だものなぁ、と改めて思いました。

③彼女の状況について、思ったこと

“繊細さんの本”で、繊細さんは、他者の状況や環境に、より多く気づいてしまう、と読み、とても納得しました。

この友人の周りに、繊細さんタイプの人がいれば、今はこういう話をしているんだよ、と教えてくれる人がいるだろうな、と思いました。

同時に、彼女の周りの人達は、細やかな配慮はできないのかもしれないけれど、彼女を気兼ねなく誘って、まず外に連れ出している、そして、新しい人達に会わせているもんな、と思いました。

さらに、新しいものを物珍しく扱う、という態度でなく、自分達もいつも通り楽しんでいそうだな、と。

いきなり誘うのはどうか…、知らない人達ばかりだし…、こういうお店は苦手かな…、皆が共有できる話題はなんだろう…??、などなど、考え遠慮し過ぎて、行動に移せなくなりがちな繊細さんにはない、強みだと感じました。

こういう考察から、その奥様達は多分、あなたも楽しんでいる、と思っているんじゃないかな、一緒にご飯を食べ、皆でワイワイ話している時点で、あなたのことも、ごく当たり前に、輪に入れている感覚なんじゃないかな?

もしあなたが彼女達に、この気持ちを伝えたら、えっ、寂しかった??全然気づかなかった。ごめん…、と言うんじゃないかなぁ、と伝えました。

この友人は、いつもニコニコしていて話しやすく、存在感もあり元気な子なので、あなたには、嫌われる要素もないと思うよ、と付け加えました。

話すだけでも、ストレス解消になるんだねぇ、と喜んでくれたので、役に立てて嬉しく思いました。

長くこじらせていますが、 気質には、長所も短所もある、を忘れずに、これからも良好な人付き合いについて、研究していきたいと思っています。